ヴァリニール東方正教
ヴァリニール共和国で広く信仰される宗教。
ディルタニア各地に伝播、浸透していった正教の系譜に連なる宗派とされるが、その起源や教義の差異に「最異端」、「矛盾した存在」と評する学者も多い。
レニエフ大公国の保護下で発展を遂げたが、ヴァリニールがヤード帝国の勢力下に置かれると次第にその影響力は削がれていき、皇帝アレクセイによる大弾圧に曝される。
アレクセイがナリア大主教を公開処刑すると、信徒の怒りは頂点に達し、ディルタニア最大規模の宗教暴動が発生する(ディレグシアの復讐)。信徒軍は一時は北ヴァリニールを完全に制圧し、帝都にまで迫る勢いを見せたが、次第に内紛で自滅していった。
信徒軍を鎮圧したアレクセイはヴァリニール正教に縁のある者をすべて投獄、または処刑し、小さな礼拝堂に到るまで全ての宗教施設を破壊したが、エレーサ司教(氏名の記述無し)等が各地で少数の信徒を伴い地下に潜伏。以降介入戦争が勃発するまで地元民の支援の下細々と信仰を受け継いでいった。
帝政ヤードが崩壊した後も宗教弾圧は続き各地で信者狩りが行われたが、信徒の武装を以って信仰を死守する。
ヴァリニールで自由革命の機運が高まると自由派諸組織を支援。介入戦争では修道女を出立させているとの情報あり。
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