2009年11月4日水曜日

ヴァリニール日報第10号

◆進む北部開発。ウィルドスカヤ計画順調に進渉

先日議会で承認がなされ、工事が開始されたウィルドスカヤ計画は順調に進んでいる。

本計画は経済的先進性に欠ける北西部ウィルドスカヤを一大計画都市群化するというもので、の計画で停滞が続く共和国経済を復活に繋げたいという狙いもある。

コンセプトは「職と住の融合、命を育む都市」。従来の近郊住居を一新し、都市居住にそのスタイルを回帰させる。また、1つの中枢都市に最低1つの大公園を設置し、またコミュニティーの場を各区画に配置するなど、居住性を重視した設計がなされている。

設計はレイリル人建築家のチャールズ・エセルバート氏。現在80万人規模の第1波移住者が各区画に居住を開始している。








◆世論調査、「現政権に不満」29%。経済停滞原因か

世論調査の結果、「現政権に満足している」が71%に後退。前回の調査と比較して9%「不満」が増加した。

世界食糧危機の後の記録的豪雪による食料不安、連日報じられる世界不況によるヴァリニール企業の苦戦など、ブラゴヴォリン政権は大きな向かい風に曝されている。



◆地上軍広報部、1個機甲師団の編成を公表。

先日、地上軍広報部は完全充足の1個機甲師団を新たに編成した事を発表した。

地上軍は世界食料危機により大幅な規模縮小を蒙ったが、「装備更新の大きな追い風」とする声も多かった。

事実、今回報じられた機甲師団は最新鋭のAvtoKeNR製GT-82/C主力戦車、VMC-5歩兵戦闘車を装備、今現在ヴァリニール地上軍に籍を置く部隊の中で最強の陸上機動戦力となった。

広報部は今後も4個機甲師団、14個歩兵師団の新規編成を予定しており、戦力の回復、強化が期待される。

GT-82/Cとはどのような戦車なのか、軍事専門家アブドガニ・パフ氏に解説していただいた。

「GT-82/CはDST-11等のディ連製戦車の流れを汲む大型戦車です。DST-11は介入戦争にも投入され多大な戦果を挙げましたが、現代速度戦への不適合や兵士への多大な負担が当時から懸念されて(中略)GT-82の射撃統制装置、成型弾積極防御システムの改良によりソフト面での進化を遂げたのがこのC型です。特に射撃統制装置の改良が著しく、これにより行進間射撃の命中率が大幅に向上されたと言われています。この鎧のような爆裂反応装甲が萌えポイントと認識されていますが、個人的にはA&WのAtg-26車載対空機銃の方が(都合により省略)」


GT-82/C主力戦車





◆行方不明の少女、死体で発見される。専門家は異常性を指摘

数ヶ月前に行方不明になり、捜索が続けられていたドミニーカ・トルスタヤさん(16)が昨晩東部の地方都市ヴァイグゼにて遺体で発見された。

トルスタヤさんの遺体には「常軌を逸した性的暴行」の痕跡が数多く見られる等(調査の結果、家庭内なでの暴行は無かったとの事)、専門家は異常性を指摘している。

現在トルスタヤさんの他に12名の少女が共和国全域で行方不明になっており、関連性の有無等も含め捜査が急がれる。

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