2009年10月4日日曜日

ヴァリニール日報第6号

◆ヴァリニール・ヤードゴニエ首脳陣、エレーサにて会談
ヴァリニール有数の景勝地として知られるエレーサの『イクシヴィナ・ホテル』において、先日より我が国とヤードゴニエ連邦の首脳陣による会談が行われている。
本会談では両国の対立関係の解消、ディルタニア問題の平和解決に対する協力について意見が交わされ、終始和やかなムードで会談は進んでいる。
ブチェンコフ首相は「不幸な対立が解消され、両民族が手を握り合う環境が出来つつあります。我々はこの動きを南北リルバーンにも、そして全ディルタニアにも広げるべきであり、この会談がディルタニア世界の平和への一歩になる事を強く願います。」とコメントした。
関係筋は「両国の国交正常化は政治だけではなく経済にも多大な影響を及ぼすだろう。大国ヤードとの対立に勇み足になっていた外資企業の進出は加速するだろうし、矢連邦の閉鎖的な経済にヴァリニール企業が切り込む可能性も見えてきた。」と話した。








◆ジデンコ機械製造設計局、AvtoKeNR傘下へ
先日、大手自動車製造メーカーであるAvtoKeNRは記者会見で、K・Fドルジエフ記念ジデンコ機械製造設計局を吸収合併した事を発表した。
ジデンコ設計局は矢連邦時代からヴァリニール有数の軍需拠点として知られ、数多くの装甲戦闘車両を設計・製造、独立後もDST-11のモダンリファイン等を手がけていたが、民営に移行してから業績は伸び悩んでいた。
この合併によりAvtoKeNRはヴァリニール軍需産業のトップに躍進、現在VAMHCシリーズなどで知られる汎用車両部門、軍用トラック部門に重戦闘車両部門を加え軍需業界を牽引する事となるだろう。



◆エネリツク空軍基地の一般公開、VF-4の詳細が明らかに
昨日よりエネリツク空軍基地は、地域住民への広報活動として基地の一般公開を行っている。
この催しでは現在ヴァリニールの防空を担う、ウィルバー製WF-4の独自改修型であるVF-4の各タイプも公開され、参加者は熱心にその姿をカメラに収めていた。
VF-4はウィルバー製WF-4のアビオニクスのアップグレードやハードポイント追加によるレーザー誘導爆弾、対レーダーミサイルの運用能力の追加など、大規模な改修が為されており、多彩な任務に参加できる汎用性が特徴。
老朽化が進み、空軍は新型戦闘機の選定を始めてはいるものの、そのコストパフォーマンスは現在の軍用航空機の中では屈指と言われ、今後も長い期間にわたって運用される事が予想される。


エネリツク空軍基地の第24航空隊所属のVF-4E。






◆中央平原東部に金鉱脈を発見、ゴールドラッシュに沸く鉱山街
中央平原東部に位置する小さな鉱山街、スパンシーチャは今、金鉱山の発見に沸いている。
この「大当たり」を引き当てたのは同街の鉱夫であるアダーム・スミルノフさんで、彼はいつも通りに採掘作業に従事していた途中、非常に硬い岩盤に到達。痺れを切らしてダイナマイトによる発破を試みたところ、この金鉱脈に到達したとの事。


中部の鉱山街スパンシーチャ






◆その他のヘッドライン

・イスアード王国、ルージェノワール王国に複葉機で「パンを投下」

・安武皇国で北バーラジアによるテロ。石油関連施設に被害

・首相はレズビアン?ブチェンコフ首相と美少女の『濃密な』接触を週刊誌掲載、官房長官「事実無根、不快極まりない」

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