2009年10月26日月曜日

ヴァリニール日報第9号

◆食料危機に終止符、内務大臣「飢えは去った、さあ前進だ」

Lost Artemisによる気候変動によって世界的な食料危機が続いていたが、現在収束に向かいつつある。

政府は今回の食料危機に際し、6100億カルボーヴを投入。マルドニア産小麦を中心に大量に確保する事に成功した。

今回の食料危機により陸軍規模は大幅に削減されたが、「装備の更新が容易になる」と関係者は話している。


◆バーラジア共和国・レイリル合同王国、北バーラジア鎮撫へ

24日、現地時間午後8時、バーラジア共和国クアン・ガイ国家自由発展評議会主席は国家自由発展評議会主席官邸にて北バーラジアに対する軍事作戦の遂行を宣言、またグレートレイリル及びヴィントランド合同王国も戦略空軍、海兵隊を主幹とする派兵部隊を北バーラジアに派遣。両国による非合法組織鎮撫が始まった。

政府は両国の動向を非常に肯定的に捉えており、合同王国に対して300万t相当の空対地ミサイル、精密誘導爆弾を、バーラジア共和国に対して資金援助を実施した。

在留安武人を中心に世論もこれを後押ししており、今後の支援も検討されているとのこと。

内務大臣に近いアーグスト議員は「北バーラジアの鎮圧は国際交易の面で非常に大きな前進。ネルヴィルの交易路がクリーンになればそれだけ大陸と海洋諸国の繋がりは深くなる。キーファルン、オルゼルメンとの鉄鋼交易も円滑に進められるようになるだろう。賊徒の鎮圧に支援を惜しまない。」とコメントした。


◆ヴァリニール空軍、Reig-27を軽制空戦闘機として制式採用

今日、アルムセンツ空軍広報官はReig-27戦闘機を軽制空戦闘機として制式採用、今年度内に2個航空隊規模の本機を調達する事を発表した。

製造元はRig航空機製作会社。良好な運動性能と赤外線捜索追尾装置(IRST)、ヘルメット・マウンテッド・サイトの採用による高いオフボアサイト能力、低く抑えられた調達単価が魅力的な機体だ。また、本機はR-71短距離空対空ミサイルの運用も可能であり、模擬空戦でVF-4を圧倒している。

しかし、本機の採用は空軍再建の抜本的解法にはならないとする声も大きい。軍事専門家アブドガニ・パフ氏は「Reig-27は格闘戦こそ先進諸国の戦闘機に劣りませんが、搭載量・航続距離から考えて、活動空域は精々ヴァリニール領空をカバーする程度でしょう。遠距離制空戦闘をVF-4に依存している以上、それを更新できなければ先進的な攻撃空軍への脱皮は難しいでしょう。」と話している。


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