エストイントヴァルド空軍基地所属のRn-28A
Rn-28
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ヴァリニール共和国の複座型多目的戦闘機。愛称は『オルトヴリグ(ディルタニアオオヅル)』。
優れた汎用性、航続距離、火器搭載能力で介入戦争から空軍の主力戦力の座を占めてきたVF-4(WF-4)であったが、日進月歩で発展を続ける技術革新の波の中では陳腐化が否めず、特に機動性の低さは制空戦闘機として致命的な段階にまで達していた。
これに際しヴァリニール空軍は国内航空機企業、並びに外国企業に開発競争を依頼する。このRn-28はその中でルスラーン航空技術会社が開発した試作機、Rttc-28の量産型である。
『敵ジェット戦闘機と十分に交戦可能な格闘戦能力、VF-4で使用可能な諸兵装と空対空ミサイルR-71の運用能力の実装』という軍部の要求に、経営不振に喘いでいたルスラーン航空技術会社技術部は、起死回生の一手として共産圏傑作戦闘機Silev-91・Silev-94A/B等の製造で養った航空力学・戦闘機技術のノウハウをベースとした大型戦闘機の開発プロジェクトを立ち上げる。
機体の外観はSilev-94を踏襲しているが、レーダーやHUDシステム等の各種アビオニクスはもはや別物と言って良いほど変更がなされた。さらに複座戦闘機として再編され、二名の搭乗員で機体性能を最大限発揮できるように意匠されている。
電子機器の強化と対地戦闘能力の付与により高い汎用性を獲得した本機は、VF-4の地位を「予備戦力」にまで失墜させるが、ルスラーンの『気合』に比例してその機体単価も非常に高額となっている。
「Rn-28の調達予算を国民に回せ」と野党などからの厳しい攻撃を受けるも、空軍はRn-28の採用と各型合わせて年間20機の調達を決定している。
Reig-27、Rn-28の採用により、VF-4の制空戦闘機型は段階的に退役が始まるが、対地攻撃型、敵防空網制圧型などは依然として運用される事が決定しており、今後も近代化改修を進めつつ、Rn-28各型の充足を待つ方針となる。
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