2010年1月15日金曜日

ヴァリニール日報第17号

【帝政ヤード、国家運営計画の第三段階移行を宣言。大統領全国向け声明を発表】

本日、ヤード・ツァールストヴォ帝政大臣会議議長は演説にて『ヤード・ファシスト宣言』を行うと共に、ディルタニアにおける対外戦略の転換を宣言した。これにより、ヤード・ツァールストヴォは所謂「ヤード第一帝政」の最大版図の回復に乗り出すと考えられる。

帝政ヤードの今回の宣言に際し、ブラゴヴォリン大統領は異例とも言える、ヴァリニール全土に向けた声明を発表した。



全ヴァリニール市民の皆さん。私は今日、皆さんに大変遺憾な発表をしなければなりません。

我々の「大きな隣人」、ヤード・ツァールストヴォはディルタニア史の大きな汚点となる宣言を全世界に向け発表しました。

ヤード・ツァールストヴォは自らをファシストと名乗り、『ファシズム的領土野心』に基づくディルタニア戦略の展開を行うとの事です。そして彼らの目は、我々の祖国ヴァリニールをも耽々と見つめています。

これは我々が旧ヤード・ゴニエ連邦と誓い合ったエレーサ会談による成果、そしてヤード共和国との友好によって育まれてきた両国民の友情を根底から覆す物であり、痛感の極みであります。

もはや帝政ヤード首脳部は我々の知るかつてのそれではありません。

彼らは今、矮小な歴史的自負と、民主主義の下成り立つ国際社会に公然と叛旗を翻すことによってしか充たされない少年的な反骨心に踊らされています。

聡明な皇帝陛下を蔑ろにし、栄光のヤード民族を扇動し、ヤードの僭主にならんとする国際的犯罪者集団・・・我々はそのような者達が目と鼻の先で策動に働いている事を忘れてはなりません。


偉大な我々の祖先が残したものに以下のような言葉があります。

『―我等を陵辱し破壊せんとする者。如何なる者とても、その首に刃があてがわれている事を忘れるな』

・・我々はこの小さく幸せとは言えない、それでも大切なヴァリニリア人の家を子々孫々に継承する義務があります。

我々は『赤い嵐』を切り抜けた。次は『黒き濁流』が近づいています。ディルタニア民主主義の最前線で、これを断ち切り、皇帝陛下を奔流からお助けする覚悟と気概をお持ちなさい。



【ヴァリニール地上軍・空軍、大規模な配置転換へ】

ヴァリニール地上軍・空軍は本日、矢連邦崩壊後西部に集中していた主力を再び東部に配置、ゲオルギエフスキー大将の下「東部総軍」として統合する事を幕僚会議にて決定した。

ゲオルギエフスキー大将は介入戦争で第1軍団を指揮。大規模統合作戦の指揮で勇名を馳せた「ヴァリニールの至宝」とも言われる軍人。突如として緊張を増すヤード国境において、彼の手腕が期待される。

また、軍主力の東部移管により、依然として治安状況の悪い東部の状況も好転する可能性もある。


その他のニュース

・ドルグシキン内務大臣、国内ヤード人の保護を指示。「彼らはヤード人であってファシズムそのものではない」

・シェイフィナリアと防衛技術協定締結

・続くアンフレック支援

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