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2010年1月15日金曜日

ヴァリニール日報第17号

【帝政ヤード、国家運営計画の第三段階移行を宣言。大統領全国向け声明を発表】

本日、ヤード・ツァールストヴォ帝政大臣会議議長は演説にて『ヤード・ファシスト宣言』を行うと共に、ディルタニアにおける対外戦略の転換を宣言した。これにより、ヤード・ツァールストヴォは所謂「ヤード第一帝政」の最大版図の回復に乗り出すと考えられる。

帝政ヤードの今回の宣言に際し、ブラゴヴォリン大統領は異例とも言える、ヴァリニール全土に向けた声明を発表した。



全ヴァリニール市民の皆さん。私は今日、皆さんに大変遺憾な発表をしなければなりません。

我々の「大きな隣人」、ヤード・ツァールストヴォはディルタニア史の大きな汚点となる宣言を全世界に向け発表しました。

ヤード・ツァールストヴォは自らをファシストと名乗り、『ファシズム的領土野心』に基づくディルタニア戦略の展開を行うとの事です。そして彼らの目は、我々の祖国ヴァリニールをも耽々と見つめています。

これは我々が旧ヤード・ゴニエ連邦と誓い合ったエレーサ会談による成果、そしてヤード共和国との友好によって育まれてきた両国民の友情を根底から覆す物であり、痛感の極みであります。

もはや帝政ヤード首脳部は我々の知るかつてのそれではありません。

彼らは今、矮小な歴史的自負と、民主主義の下成り立つ国際社会に公然と叛旗を翻すことによってしか充たされない少年的な反骨心に踊らされています。

聡明な皇帝陛下を蔑ろにし、栄光のヤード民族を扇動し、ヤードの僭主にならんとする国際的犯罪者集団・・・我々はそのような者達が目と鼻の先で策動に働いている事を忘れてはなりません。


偉大な我々の祖先が残したものに以下のような言葉があります。

『―我等を陵辱し破壊せんとする者。如何なる者とても、その首に刃があてがわれている事を忘れるな』

・・我々はこの小さく幸せとは言えない、それでも大切なヴァリニリア人の家を子々孫々に継承する義務があります。

我々は『赤い嵐』を切り抜けた。次は『黒き濁流』が近づいています。ディルタニア民主主義の最前線で、これを断ち切り、皇帝陛下を奔流からお助けする覚悟と気概をお持ちなさい。



【ヴァリニール地上軍・空軍、大規模な配置転換へ】

ヴァリニール地上軍・空軍は本日、矢連邦崩壊後西部に集中していた主力を再び東部に配置、ゲオルギエフスキー大将の下「東部総軍」として統合する事を幕僚会議にて決定した。

ゲオルギエフスキー大将は介入戦争で第1軍団を指揮。大規模統合作戦の指揮で勇名を馳せた「ヴァリニールの至宝」とも言われる軍人。突如として緊張を増すヤード国境において、彼の手腕が期待される。

また、軍主力の東部移管により、依然として治安状況の悪い東部の状況も好転する可能性もある。


その他のニュース

・ドルグシキン内務大臣、国内ヤード人の保護を指示。「彼らはヤード人であってファシズムそのものではない」

・シェイフィナリアと防衛技術協定締結

・続くアンフレック支援

2010年1月6日水曜日

ヴァリニール日報第16号

◆ミッテラント王国陸軍、フェローチェ首都を占領

本日、ミッテラント王国は交戦中であったフェローチェ連邦の首都グラディオーソを占領した事を発表した。

同国は不可解な帝国主義政策を推し進め、現在は各地で焦土戦術、無制限潜水艦戦を展開。フェローチェ市民はもちろんカイバー海域を航行中のウィルバー客船が撃沈されるなど、多大な被害を生じさせている。

政府は『同国の動向を鑑みれば戦いもやむなし』という旨の声明を発表している。


◆アンフレック国と国交を開設、併せて各種開発援助、開発顧問団を提供。

政府は今月2日、Khyber Oceanの新興国であるアンフレック国と国交を開設、それにあわせ、1億2000万カルボーヴ規模の開発援助と開発顧問団をアンフレック国に送った事を発表した。

開発援助の内訳は以下の通り。

・インフラ開発支援 5000万カルボーヴ

・ウラン鉱山施設建設 4000万カルボーヴ

・教育振興支援 3000万カルボーヴ

また、公務員と民間の志願者による開発顧問団は、今も核戦争の傷跡が残る農村部や急激な発展の傍ら環境が悪化した新興都市圏で各種活動を展開。現地市民・技術者に歓迎を持って迎えられている。


◆FCグリューイン・レニエフ、本拠地でファン感謝興行

FCグリューイン・レニエフがホームであるRigスタジアムでファンへの感謝を込めた無料興行を敢行した。

児童へのサッカー教室、紅白戦、握手会等が行われ、スタジアムには最大収容人数を超える30万人が集まったとの事。

チーム関係者は「暖かい声援を送ってくれるファンの存在がこのチームの大きな強み。我々はそれを大切にしていきたい。昨年度は世界の壁の高さを知った年。今年はチーム一丸になって『12人目』と共にその壁を打ち破れるよう努力していきたい。」とコメントした。


◆首相以下閣僚12名の新年食事会を記者に公開。

例年1月2日に行われる、閣僚の食事会が記者団への公開の下ホテル・エレーサで行われた。

閣僚食事会はヴァリニール独立から行われてきた行事であるが、記者への公開はこれが初めて。

華美な服装で知られるブチェンコフ首相をはじめ12名が出席し、意気込みを新たに政務に励んでくれるだろう。


その他のニュース

・捜索中のアンソニー・アドマイホフ大学教授が死体で発見される

・人工衛星打ち上げ計画にキーファルン技術者の協力を要請

2009年12月25日金曜日

ヴァリニール日報第15号

◆ヤード・ツァールストヴォ成立。地域大国の勃興に揺れるディルタニア均衡

今月、かねてから神州民国軍ヤード憲政司令部の管轄下に置かれていたヤード地域の管轄権がルード・ヴァズニスクに委譲、同時に国家名称が『ヤード・ツァールストヴォ』変更され、第二次ヤード帝政が成立した。

これにより東部3州を中心に慢性化しつつあるヤード難民問題も解決に向かうと考えられるが、帝政ヤードによるレニエフ大公国の解体とヴァリニリア人抑圧という苦難の歴史を持つ我が国にとって『皇帝』を戴く同国への反応は厳しい。

「皇帝に栄光の数百年を踏み躙られ、アカに文化を奪われ、今度は女帝に希望も奪われる」とネットを中心に騒がれる等、同国の急速な台頭は比較的穏やかであった両国の関係に少なからず影響を与えるのは間違いなさそうだ。

また、地域大国の勃興によるディルタニア戦略の改正も急がれる。


◆議会、原発建設に「NO」。今も残る核エネルギーへの抵抗

今月1日に提出された「原子力発電所の建設に関する予算案」が、本日の議会に於いて反対多数で否決された。

アムリヤスク社会主義政権時代に起きた「アルテブリュガース原発事故」による甚大な被害は国民に核エネルギーへの否定的な考えを根付かせるには充分なインパクトを持っていたし、これは恐らく石油の枯渇によるエネルギー不足が表層化するまで続くのではと懸念する学者も存在する。

ヴィネンコ資源担当大臣は「産業の復興に伴い、化石燃料によるエネルギー供給は限界に近づいている。もしネルヴィルとの交易が断絶したら?もしパイプラインが他国の手により遮断されたら?我が国は農業中小国に逆戻りだ。我が国の発展には間違いなく原発によるエネルギー供給が必要になる。原発の建設と運用ノウハウは必要になってから得られる代物ではない。」とコメントした。

2009年12月18日金曜日

ヴァリニール日報第14号

◆揺れる安武問題にスピリックス連邦「論議の中断」。ヴァリニールの一手は

現在、安武群島を巡り昇陽帝国とスピリックス連邦の間で対立が起きている件について、シュルビッチ主席外交責任官からお話を伺う事ができた。

記者―昇陽・スピリックスの対立は我が国にどのような影響を及ぼすのでしょうか?我が国はそれに対して何らかのアクションを起こす事を考えているのでしょうか?

「昇陽帝国はキーファルン公国と並ぶネルヴィルの重要な友好国であり、すでに多数の資本・人材が同国に入り込んでいる。また、スピリックスもネルヴィルの重要航路を十分掌握可能な位置に存在する。もしこれ以上両国の溝が深まれば、ネルヴィルとの貿易で多大な利益を上げている我が国の鉄鋼産業にも多大な影響を及ぼしかねないと考えている。さらに言えば、万が一に武力衝突にでもなれば邦人や企業も戦災を被る事になるだろう。」

「(アクションをとる事は)可能性として十分ある。それがどのような性質でどのような規模で行われるかは私の及ぶ所ではないのでコメントできないが、大統領府が昇陽の資本・邦人の保護の為になんらかの行動を検討するのは当然の事と考える。」

記者―野党からは既に昇陽支持を表明している合同王国・ウィルバーへの「追従」であるとの批判も出ていますが?

「ネルヴィル交易が我が国に大きな利潤を与えているのは小学生だって知っている。大統領府はそれを踏まえたうえで昇陽への支持を固めている、野党はそれを「追従」という。おかしな話だ。」

「合同王国には合同王国の、合衆国には合衆国の、そして我が国には我が国の事情がある。強大国との関係でしか物を見れない人間に外交は語って欲しくないものだ。」


◆空軍、遠距離制空戦術戦闘機Rn-28の制式採用を発表

空軍広報部は今日、ルスラーン航空技術会社作製の遠距離制空戦術戦闘機Rn-28を制式に採用、年間30機を調達する予定である事を発表した。

Rn-28は旧ディルタニア連邦傑作戦闘機Silev-94に酷似したフォルムを有するが、複座戦闘機として再設計され、また火器管制・攻撃システム、フラバイワイヤ等の大幅な強化により高い汎用性をテストで証明した新型戦闘機計画の「本命」と言われている。

一機当たりの価格は破格の220億カルボーヴ。これは先進国の最新型戦闘機に匹敵するが、空軍本部はRn-28、Reig-27、VF-4を用途別・重要度別で展開するハイローミックス構想を採用する事で少数の本機を有効に運用する狙いだ。

ルスラーン航空技術会社はVC.29 年に旧シレフ設計局の技術者が立ち上げた企業であるが、経営不振が噂されていた。この大口採用により、同社は起死回生を果たしたと言えるだろう。

ルスラーン側は「他国への販売も検討している」とのコメントをしている。

◆続く惨劇、次はホルマリン漬けに。カーベンロイド州で3体の遺体を発見

昨日、東部カーベンロイド州の家屋で以前から行方不明になっていた    アンヤ・グリドフさん(16)、イーネス・ダリンさん(18)、ソインツ・アダミーシンさん(18)の遺体が発見された。

発見当時、3人の遺体は病院などで利用される検体保護用のホルマリンプールの中に保管されていたとの事。

家人であるアンソニー・アドマイホフ大学教授を重要参考人として指名手配したが、アドマイホフ教授は今月に入ってから行方が分かっていない。

アドマイホフ氏は我が国では最年少である37歳で医学教授に上り詰めた気鋭の外科医として知られていたが、数年前から傷害事件や麻薬疑惑が取り沙汰されていた。

捜査本部はアドマイホフ氏の情報提供者に最大1000万カルボーヴの懸賞金を設定した事を公表している。

2009年11月27日金曜日

ヴァリニール日報第12号

◆ウィルドスカヤ・アーコロジー完成。完全完結都市に関係者賞賛

今日、かねてから建設が進められていたウィルドスカヤ・アーコロジーの完成式典が執り行われた。式典にはドルグシキン内務大臣などの高級官僚も出席。

ウィルドスカヤ・アーコロジーはウィルドスカヤ計画の核となる物であり、チャールズ・エセルバート氏の提唱する「都市の圧縮と立体化による環境維持」を設計構想に練りこまれた自己完結都市である。

エセルバート氏は「私の理論が海を越えディルタニアで結実するとは思いませんでした。」と挨拶で語った。

この成功裏に区切りを付けた一大事業はヴァリニールの発展、フェイルディラシア=ディルタニア間の交流、新たな都市観の象徴となるだろう。

今後このような完結都市の建設に予算が投下されるかは未定だが、内務省は「前向きに検討する」としている。


◆昇陽帝国の外交使節団・留学生を受け入れ

昇陽帝国からの外交使節団・留学生が先日25日、レニエフ国際空港に到着した。

政府は記者会見で「国際社会の一員として彼国の留学生を受け入れる事が出来る事を大変名誉に思う。」と表明。

現在留学生は国内の技術水準の調査の為、各部門の施設を回っている。

また、昇陽帝国との国交開設に伴いAvtoKeNR等の企業が進出。昇陽市場に名乗りを挙げている。


◆Reig-27の本格配備始まる。大型汎用戦闘機の策定も

ヴァリニール共和国空軍の新型軽制空戦闘機として制式に採用されたReig-27の第1ロットが空軍に納入された事が先日明らかになった。

今回納入されたReig-27は西部エレオノリュト空軍基地に配備され、現在第3航空隊による慣熟が開始されている。

取材に応じてくれた軍関係者は「VF-4の重さが嘘のようだ。素直に操縦できるいい戦闘機だよ。」と語る一方「VFのようなタフな運用はできないだろう」との声が挙がっている。


◆その他のヘッドライン

・マサイの風なる民族組織が会議場に乱入

・ヤード・エンスランドの確執浮き彫りに。ヤード共和国の尚海機構加盟にエンスランド物申す

・慈善活動家のリューシャ・ワシーリエビッチ談話、「子供達に歯牙を向ける極悪人に罰を」

2009年11月4日水曜日

ヴァリニール日報第10号

◆進む北部開発。ウィルドスカヤ計画順調に進渉

先日議会で承認がなされ、工事が開始されたウィルドスカヤ計画は順調に進んでいる。

本計画は経済的先進性に欠ける北西部ウィルドスカヤを一大計画都市群化するというもので、の計画で停滞が続く共和国経済を復活に繋げたいという狙いもある。

コンセプトは「職と住の融合、命を育む都市」。従来の近郊住居を一新し、都市居住にそのスタイルを回帰させる。また、1つの中枢都市に最低1つの大公園を設置し、またコミュニティーの場を各区画に配置するなど、居住性を重視した設計がなされている。

設計はレイリル人建築家のチャールズ・エセルバート氏。現在80万人規模の第1波移住者が各区画に居住を開始している。








◆世論調査、「現政権に不満」29%。経済停滞原因か

世論調査の結果、「現政権に満足している」が71%に後退。前回の調査と比較して9%「不満」が増加した。

世界食糧危機の後の記録的豪雪による食料不安、連日報じられる世界不況によるヴァリニール企業の苦戦など、ブラゴヴォリン政権は大きな向かい風に曝されている。



◆地上軍広報部、1個機甲師団の編成を公表。

先日、地上軍広報部は完全充足の1個機甲師団を新たに編成した事を発表した。

地上軍は世界食料危機により大幅な規模縮小を蒙ったが、「装備更新の大きな追い風」とする声も多かった。

事実、今回報じられた機甲師団は最新鋭のAvtoKeNR製GT-82/C主力戦車、VMC-5歩兵戦闘車を装備、今現在ヴァリニール地上軍に籍を置く部隊の中で最強の陸上機動戦力となった。

広報部は今後も4個機甲師団、14個歩兵師団の新規編成を予定しており、戦力の回復、強化が期待される。

GT-82/Cとはどのような戦車なのか、軍事専門家アブドガニ・パフ氏に解説していただいた。

「GT-82/CはDST-11等のディ連製戦車の流れを汲む大型戦車です。DST-11は介入戦争にも投入され多大な戦果を挙げましたが、現代速度戦への不適合や兵士への多大な負担が当時から懸念されて(中略)GT-82の射撃統制装置、成型弾積極防御システムの改良によりソフト面での進化を遂げたのがこのC型です。特に射撃統制装置の改良が著しく、これにより行進間射撃の命中率が大幅に向上されたと言われています。この鎧のような爆裂反応装甲が萌えポイントと認識されていますが、個人的にはA&WのAtg-26車載対空機銃の方が(都合により省略)」


GT-82/C主力戦車





◆行方不明の少女、死体で発見される。専門家は異常性を指摘

数ヶ月前に行方不明になり、捜索が続けられていたドミニーカ・トルスタヤさん(16)が昨晩東部の地方都市ヴァイグゼにて遺体で発見された。

トルスタヤさんの遺体には「常軌を逸した性的暴行」の痕跡が数多く見られる等(調査の結果、家庭内なでの暴行は無かったとの事)、専門家は異常性を指摘している。

現在トルスタヤさんの他に12名の少女が共和国全域で行方不明になっており、関連性の有無等も含め捜査が急がれる。

2009年10月26日月曜日

ヴァリニール日報第9号

◆食料危機に終止符、内務大臣「飢えは去った、さあ前進だ」

Lost Artemisによる気候変動によって世界的な食料危機が続いていたが、現在収束に向かいつつある。

政府は今回の食料危機に際し、6100億カルボーヴを投入。マルドニア産小麦を中心に大量に確保する事に成功した。

今回の食料危機により陸軍規模は大幅に削減されたが、「装備の更新が容易になる」と関係者は話している。


◆バーラジア共和国・レイリル合同王国、北バーラジア鎮撫へ

24日、現地時間午後8時、バーラジア共和国クアン・ガイ国家自由発展評議会主席は国家自由発展評議会主席官邸にて北バーラジアに対する軍事作戦の遂行を宣言、またグレートレイリル及びヴィントランド合同王国も戦略空軍、海兵隊を主幹とする派兵部隊を北バーラジアに派遣。両国による非合法組織鎮撫が始まった。

政府は両国の動向を非常に肯定的に捉えており、合同王国に対して300万t相当の空対地ミサイル、精密誘導爆弾を、バーラジア共和国に対して資金援助を実施した。

在留安武人を中心に世論もこれを後押ししており、今後の支援も検討されているとのこと。

内務大臣に近いアーグスト議員は「北バーラジアの鎮圧は国際交易の面で非常に大きな前進。ネルヴィルの交易路がクリーンになればそれだけ大陸と海洋諸国の繋がりは深くなる。キーファルン、オルゼルメンとの鉄鋼交易も円滑に進められるようになるだろう。賊徒の鎮圧に支援を惜しまない。」とコメントした。


◆ヴァリニール空軍、Reig-27を軽制空戦闘機として制式採用

今日、アルムセンツ空軍広報官はReig-27戦闘機を軽制空戦闘機として制式採用、今年度内に2個航空隊規模の本機を調達する事を発表した。

製造元はRig航空機製作会社。良好な運動性能と赤外線捜索追尾装置(IRST)、ヘルメット・マウンテッド・サイトの採用による高いオフボアサイト能力、低く抑えられた調達単価が魅力的な機体だ。また、本機はR-71短距離空対空ミサイルの運用も可能であり、模擬空戦でVF-4を圧倒している。

しかし、本機の採用は空軍再建の抜本的解法にはならないとする声も大きい。軍事専門家アブドガニ・パフ氏は「Reig-27は格闘戦こそ先進諸国の戦闘機に劣りませんが、搭載量・航続距離から考えて、活動空域は精々ヴァリニール領空をカバーする程度でしょう。遠距離制空戦闘をVF-4に依存している以上、それを更新できなければ先進的な攻撃空軍への脱皮は難しいでしょう。」と話している。


2009年10月13日火曜日

ヴァリニール日報第8号

◆スピリクス・北バーラジア間で旧安武皇国皇族移管問題

先日、スピリックス連邦は北バーラジアの軍事侵攻によって崩壊、併合された安武皇国の皇族、および重要人物を保護したと発表した。

北バーラジアはこれを否定、現在両者の間で問題が表層化しつつある。

共和国政府はこの問題に対してコメントを控えている。



◆フランツ・ローラント ファーレラント皇帝崩御

10日、ファーレラント帝国皇帝庁はフランツ・ローラント・カールハインツ・ヨーゼフ・フォン・ファーレラント大帝陛下の崩御を全世界に発表した。

追悼式典にはブチェンコフ首相が出席する。



◆国土開発局、南部地域の整備に着手

今日、共和国国土開発局は南部再開発の試案を提出し内務大臣の許可が得られた事を発表した。

これにより、Lost Artemisと介入戦争以降エレーサとその周辺のみに留まっていた南部復興が加速すると見られる。

ドルグシキン内務大臣は「南部は観光資源豊富な数少ない景勝地。環境を損なわず、かつ経済的な発展が望めるような配慮が必要だ」とコメントした。

これにより、未だ整備の進まない東部、北部コサック・プロヴィンスの住民による開発運動の激化が予想される。

◆ヴァリニール空軍、次期制空戦闘機策定の為のコンペティションを開始?

ヴァリニール空軍が次期制空戦闘機策定の為、国内外の航空機メーカーにコンペティションを行う連絡をした事が、関係者の話によって明らかになった。

これについて語ったのは某国航空機企業関係者で、「今の(VF-4)より空対空戦闘に優れ、汎用性が確保されている機体を採用するとお話がありました」と電話でコメント。

空軍本部は「そのような事実は無い」としているが、「戦闘機更新は急務」とも。

◆「市民権を我等に」 在留安武人の現実

今日、ソブロンニクの陸軍駐屯地で行われた入営宣誓式に、一人の安武人女性の姿があった。

真田美代子さん(22歳)は、数ヶ月前に安武系アパレルメーカー社員としてヴァリニールに来た『在留安武人』の一人だ。

ヴァリニール市場の開拓を本社から任せられ、数人の社員と共にヴァリニール中を走り回っていたが、その中で祖国崩壊の報を受けた。

国許との連絡も取れず、ビザの期限切れが迫っていた彼女の取った道は「ヴァリニール市民権の取得」だった。滞在期間の短さもあり市民権取得には困難が伴ったが、彼女は生活の為に軍人の道を選んだ。

「ビザの期限も迫っていて、資金も底が見えていました。ニュースで初音島の戦闘が報じられた時、同僚と途方に暮れていましたよ」

普段から努力家で知られていた彼女は期限ギリギリまで筆記試験の勉強と体力作りに励み、見事先日の入隊試験に合格。陸軍航空科、戦闘ヘリコプター乗組員としての軍歴が始まる。

「将来は置いてきた家族達をこちらに呼び、また一緒に暮らしたい」と答える彼女。果たして彼女は再び家族と会うことが出来るのか、それは各国の思惑にかかっている。

現在、『在留安武人』は全土におよそ3万1000人いるとされ、その半数以上が移民規定を満たしていない短期滞在者だ。

彼女のように軍入隊に活路を見出す者は多いが、兵員の精鋭化を進める軍部の門戸は非常に狭い。

政府は『在留安武人』の問題を解決するため、安武人の市民権取得条件を大幅に緩和する特別措置が検討しているが、野党の批判により施行の目処は立っていない。






◆その他のヘッドライン

・活発化する鉄鋼貿易

・市民による平和集会に警官隊出動

・レムストポリ軍港再整備へ

・海軍予算の増額が決定

2009年10月4日日曜日

ヴァリニール日報第7号

◆ゼニデルーランド・リゾート・レニエフ開園

今日、予てから誘致活動、建設が行われてきた『ゼニデルーランド・リゾート・レニエフ』が開園、初日にして3万人の来園客を記録した。所在地のヴァルレリィー市の全市民が無料で招待され、開園式典にはウィルバー・ゼニデルーカンパニー関係者、ヴァルレリィー市長、エヴラーニン誘致委員長も出席。

現在のところディルタニア唯一のゼニデルーリゾート。世界で2番目の「ゼニデルーランド」としても知られる。
エニプエル川の両岸に広大な敷地を有し、西側をオフィシャルホテル群、東側を「ゼニデルーランド・レニエフ」とし、往来には船を使用する等、『夢世界への旅』をコンセプトとした演出が特徴。
アトラクションもエニプエル川に因んだ物が多い。

ゼニデルーランド・レニエフ及び関連リゾート施設の総工費は破格の1890億カルボーヴに上り、『ディルタニア初の夢と魔法の国』として、また『フェイルディラシア・アニメの象徴』として、今後多くの人々を魅了し続ける事となるだろう。




魔法の世界に迷い込んだ少女、ドロシーと謎の洋館を冒険する『ドロシーと夢魔の館』。

ファンタジーとホラーの融合を目指して作られ、地上では美しい少女達が、地下深くでは異形の魔物達が来客を手厚くもてなす。






架空の高速宇宙船『レーヴァテイン』での大冒険を楽しめる『スペース・ソルジェア』。ゼニデルーの映像技術の粋を集めて製作された美麗な空間にゲストは感嘆するばかりであった。






ゼニデルーランド・レニエフの特徴的なアトラクション、『メタル・ギャラクティカ』。近未来都市を舞台にベロース将軍率いる悪の機械軍団との対決を楽しめる。

敵ロボットの挙動ルーチンはヴァリニール地上軍の協力で開発され、非常に『生々しい』動きでゲストの前に立ちはだかる。

ヴァリニール日報第6号

◆ヴァリニール・ヤードゴニエ首脳陣、エレーサにて会談
ヴァリニール有数の景勝地として知られるエレーサの『イクシヴィナ・ホテル』において、先日より我が国とヤードゴニエ連邦の首脳陣による会談が行われている。
本会談では両国の対立関係の解消、ディルタニア問題の平和解決に対する協力について意見が交わされ、終始和やかなムードで会談は進んでいる。
ブチェンコフ首相は「不幸な対立が解消され、両民族が手を握り合う環境が出来つつあります。我々はこの動きを南北リルバーンにも、そして全ディルタニアにも広げるべきであり、この会談がディルタニア世界の平和への一歩になる事を強く願います。」とコメントした。
関係筋は「両国の国交正常化は政治だけではなく経済にも多大な影響を及ぼすだろう。大国ヤードとの対立に勇み足になっていた外資企業の進出は加速するだろうし、矢連邦の閉鎖的な経済にヴァリニール企業が切り込む可能性も見えてきた。」と話した。








◆ジデンコ機械製造設計局、AvtoKeNR傘下へ
先日、大手自動車製造メーカーであるAvtoKeNRは記者会見で、K・Fドルジエフ記念ジデンコ機械製造設計局を吸収合併した事を発表した。
ジデンコ設計局は矢連邦時代からヴァリニール有数の軍需拠点として知られ、数多くの装甲戦闘車両を設計・製造、独立後もDST-11のモダンリファイン等を手がけていたが、民営に移行してから業績は伸び悩んでいた。
この合併によりAvtoKeNRはヴァリニール軍需産業のトップに躍進、現在VAMHCシリーズなどで知られる汎用車両部門、軍用トラック部門に重戦闘車両部門を加え軍需業界を牽引する事となるだろう。



◆エネリツク空軍基地の一般公開、VF-4の詳細が明らかに
昨日よりエネリツク空軍基地は、地域住民への広報活動として基地の一般公開を行っている。
この催しでは現在ヴァリニールの防空を担う、ウィルバー製WF-4の独自改修型であるVF-4の各タイプも公開され、参加者は熱心にその姿をカメラに収めていた。
VF-4はウィルバー製WF-4のアビオニクスのアップグレードやハードポイント追加によるレーザー誘導爆弾、対レーダーミサイルの運用能力の追加など、大規模な改修が為されており、多彩な任務に参加できる汎用性が特徴。
老朽化が進み、空軍は新型戦闘機の選定を始めてはいるものの、そのコストパフォーマンスは現在の軍用航空機の中では屈指と言われ、今後も長い期間にわたって運用される事が予想される。


エネリツク空軍基地の第24航空隊所属のVF-4E。






◆中央平原東部に金鉱脈を発見、ゴールドラッシュに沸く鉱山街
中央平原東部に位置する小さな鉱山街、スパンシーチャは今、金鉱山の発見に沸いている。
この「大当たり」を引き当てたのは同街の鉱夫であるアダーム・スミルノフさんで、彼はいつも通りに採掘作業に従事していた途中、非常に硬い岩盤に到達。痺れを切らしてダイナマイトによる発破を試みたところ、この金鉱脈に到達したとの事。


中部の鉱山街スパンシーチャ






◆その他のヘッドライン

・イスアード王国、ルージェノワール王国に複葉機で「パンを投下」

・安武皇国で北バーラジアによるテロ。石油関連施設に被害

・首相はレズビアン?ブチェンコフ首相と美少女の『濃密な』接触を週刊誌掲載、官房長官「事実無根、不快極まりない」

2009年9月22日火曜日

ヴァリニール日報第5号

◆レムストポリ西部でテロ。逮捕者に旧レムストポリ共産党関係者。

今月19日、レムストポリ半島西部、ウーランジャで大規模工場を狙ったテロが発生した。

ウーランジャは「外国資本交流基本法」にて経済特別区に指定され、ウィルバー系・リルバーン系・安武系等の支社工場が多数立ち並ぶ「ヴァリニール自由経済の象徴」であったが、今回のテロにより工場地帯は壊滅。多くの負傷者と失業者を出した。被害総額はおよそ120億カルボーヴに上ると言われている。

公安当局の会見によると、逮捕者は52名。うち48名が旧レムストポリ共産党員であり、尚且つ半年以上前から行方をくらましていた人物である事が判明したとの事。

関係筋は「彼等の『革命的義挙』により多くの労働者が衣食に困るハメになった。それに今回の事件は多くの外資系企業のヴァリニール進出を阻む事になるだろう。我が国の経済成長はこれより先低迷期に入るはずだ」とコメントしている。

◆神州民国空軍、ヤードゴニエ軍事関連施設群を猛爆

昨日、神州民国総統府は航空部隊によるヤードゴニエ軍事関連施設群への空爆を発表した。

各国政府または共産主義政党による支持、批判が行われたが、我が国は正式なコメントを控えている。

フェドート・ドルゴラプテフ外務大臣は記者の質問に対し「戦争は回避する」と言葉少なめに語った。

2009年9月6日日曜日

ヴァリニール日報第3号

◆ウィルバー合衆国との友好条約を締結
今日、共和国外交部はウィルバー合衆国と友好条約を締結した事を発表した。
これにより外資企業向けの法整備、環境整備が加速すると思われるが、いわゆる「二つのヴァリニール問題」が諸外国の投資筋を勇み足にしていることは否定できない。
ブチェンコフ首相は「我々はこの問題を冷静に解消したいと考えている。我々とディルタニア連邦構成国は互いを国家と認めておらず、会話すら難しいというのが現状であるが、我々には愚かな選択肢しか残されていない訳ではない。」と記者に話した。
専門筋は、「現在の外交姿勢はヴァリニールの国情を顕著に表していると思う。やっと復興に目途が立った手前、ここでなんのアクションも起こさずディ連との戦争に踏み切るのはあまりにも稚拙すぎるだろう。だが、我々が二つのヴァリニール問題で2年前に勝ち取った独立を脅かされているのは確かであり、国民も最終的な解決を軍事力に求めるやも知れない。」とコメントしている。

◆リルバーン帝国、リルバーン共和国からの亡命者20数万人を保護
リルバーン帝国は今日、リルバーン共和国からの亡命者20数万人を保護した事を発表した。
リルバーン共和国は広大なディルタニア連邦軍の軍事用地を抱え、その経済的負担は一般民衆に皺寄せされている事が予想される。
共和国政府は帝国に対し、亡命者のための支援物資を提供したいと申し出たとの事。

◆神州民国との防共協定締結
今日、首都レニエフにて神州民国との防共協定が調印された。
これにより、我が国は神州民国を全神州における唯一の合法政府として、神州民国は我が国をヴァリニール地域における唯一の合法政府としてそれぞれ承認し、ディルタニア連邦との諸問題に協力してあたる事に同意がなされた。
現在神州人民共和国では軍閥による群雄割拠状態に陥り、国家としての機能を失いつつあるとの事。

◆その他のヘッドライン

・バーラシア共和国、反体制派を大量逮捕

・ファーレラントとの国交樹立

2009年9月5日土曜日

ヴァリニール日報第2号

◆ディルタニア連邦、ヴァリニール民主共和国の発足を表明。官房長官は武装組織として対応すると発言。
昨日、ディルタニア連邦は国際会議場にてヴァリニール民主共和国なる組織の発足を表明した。
これに際してゴルベンコ官房長官は緊急会見を開き、「我が国としてはディ連邦内部における対ヴァ正面戦闘部門、政治工作部門、非合法活動部門と認識している。どうにせよ、この組織は政治干渉を企図したものであるのは確実であり、今後は適切な手段で対応する」と発言した。

◆東部に戒厳令を発令。
今日午前10時、政府安全保障局は東部7州に対し戒厳令を発令、検問や特殊任務連隊による域内警戒の実施が決定された。
安全保障局長は「ヴァリニール民主共和国の発足への対応。治安維持の為必要な処置」と説明。専門家は「公安関係者はディ連の国内浸透と工作を恐れている。この情勢下では致し方ないだろうが、戒厳令の発令はいきすぎているのではないか」とコメントした。
現在東部7州では親族などを頼って中部や西部に避難する市民が現れつつあるが、「冷静に行動するよう」政府は呼びかけている。

◆ブチェンコフ首相、リルバーン帝都へ。

◆ウィルドスカヤ都市開発計画を発表。「時期に合わない」との声も

2009年9月3日木曜日

ヴァリニール日報創刊号

◆自由主義諸国との国交開設が始まる。対外関係の構築へ
外務省はウィルバー合衆国・ルージェノワール王国・リルバーン帝国・グレートレイリル及びヴィントランド合同王国・ミッテラント王国・ルード・ヴァズニスク統一連合との国交開設に同意がなされた事を発表した。
スヴォク外務次官は「我々は国際社会という舞台に昇ってまだ日が浅い。強固な関係を持つ国家に乏しい事は否定できないが、だからこそ我々は外交的なフリーハンドを有していると言えるのではないだろうか。」とコメントしている。



◆暗雲立ち込めるディルタニア情勢。リルバーン帝国、オルトワルド講和条約を破棄。神州民国との防共協定締結
介入戦争以来、表向きでは平穏を保っていたディルタニア情勢が現在悪化の一途を辿っている。
リルバーン帝国=リルバーン共和国間での軍事的緊張は高まる一方であり、また国土奪還を目指す神州民国・矢連邦から独立したルード・ヴァズニスク統一連合も防共協定を結ぶなど、ディルタニア一帯の情勢は悪化に歯止めがかからない状況だ。
共和国はリルバーン帝国・ルード・ヴァズニスク統一連合を独立国として承認しているが、これ以上ディルタニア情勢を刺激する事は得策とはいえないとし、今回の対立からは一歩引いているものの、北方統合任務群の増強を開始するなど、周辺の緊張に対応を始めている。



◆補助金の支給始まる。ネットインフラ整備の起爆剤となるか
先日最高議会を通過し成立した「ネットインフラ整備法」に基づき、本日から整備補助金の支給が始まった。
一般向け、法人向けに費用の4割に相当する額が支給され、ネットインフラの整備に期待がかかる。
現在国内でのインタネット普及率は32%に留まっており、これによって勇み足を続ける外資系企業を環境面でサポートしたいという思惑もあり、この計画の成功如何が今後の経済成長に影響を与える事が予想される。